コンゴウインコを飼おう
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初めに | コンゴウインコを飼い初めて早10ヶ月。 その間に感じた事、覚えた事を独断と偏見で書かせて頂きます。 しかし、まだまだ初心者ですので間違ってる事、知らない事等沢山あると思います。 |
出会い | 私の鳥飼い暦は長く、一時は軍鶏(一番大型・3キロ位ある)を飼っておりました。
しかし、現在の環境が鶏を飼える環境でないので諦めていたのですが、とある本がきっかけで、インコなら大型でも飼えるのではと考えるようになりました。 それまでインコは余り好きでなく、素人には飼えないと思い込んでおり、ヨウムさんがどれくらいの大きさなのかさえ知りませんでした(写真では分かり辛いですから) で、実際にお店に行って見てみると思ったより小さい・・・ ただ、どの本を見ても”鳴き声は強烈。一般家庭で飼うのは難しい”と書かれており、紆余曲折があったのですが、結局迎えて今日に至っています。 |
お店 | 私のリンクにもお店を載せていますが、ネットで探せばいくらかは見つかるでしょう。 しかし、大都市に限られるようで、地方ではまだまだ少ないです。 良く通販とのお話も聞きますが、私は出来たら実際に見て触ってからの方が良いと思います。 また、時々普通のお店でも売っている事もあるようですが、その場合は飼育に付いての相談や餌の調達が出来るかどうかなど、良く吟味してみて下さい。 |
鳴き声 | 大型のインコを飼う上で一番問題になる事ですね。 幸い、カシス君は余り鳴かない性格のようで、朝夕の雄叫びはほとんどしません。 しかしながら、鳴き声は強烈で、庭に居たスズメが驚いて飛び立つわ、野良猫が飛んで逃げるわと、かなりのパワーを秘めています。 文章で表現するのは難しいのですが、成人男性が大声で叫んだよりまだウルサイと思います。 我が家は静かな住宅地の中ですので、声は100メートル離れても聞こえます。 幸いにも現在まで苦情は無く過ごしております。 これは、推測ですが、鳥が鳴くような時間帯は各々の家庭でテレビ等の生活音があるのでそんなに気にならないのでは・・・と考えます。 深夜、早朝だと問題でしょうが、時間も短時間な為、ガマンしてくれてるのだと思います。 |
スペース | 現在、我が家ではHOEIさんのハマーを使用しています。 幅、奥行きが800ミリ、高さが1200ミリです。 これで最低のサイズです。 |
掃除 | シードの皮やペレットをこぼしますので床が餌だらけになります。 ホコリも羽軸のカスや抜けた羽根が結構散ります 板間の部屋があればそこで飼う事を推薦します。 |
匂い | 匂いはほとんどしません。 ただ、インコ独特の匂いあります。 そんなにきつくはありませんが、部屋全体に匂いがするようです。 これは水浴びをさせてもあまり消えません。 |
食事 | 我が家はペレットとシード、半々くらいです。一時は混ぜたりしてたのですが、選り食いするので、ケージの中ではペレット、スタンドではシードとするようになりました。
1ヶ月でペレットを2袋程度(合計3500円位)、シードは1キロ(1000円)位です。 我が家は幸いに近所に専門店がありますが、ペレット等の入手が問題になると思います。 |
性格 | 温和と言われているようですが個体差があるようです。
うちのは大人しいようですが、人を選びます。 あちこちのショップのコンゴウを見て歩いているのですが、概ねこの傾向があるようで、コンゴウの性格だと私は思っています。 この辺は白色系が誰にでも頭を掻かせたりするのとはちょっと違う所だと思います。 |
病院 | 獣医さんの試験には鳥類の科目は無いそうで、鳥の知識が全く無くても獣医さんにはなれます。 これが、鳥のお医者さんが少ない一因だと思うのですが、実際、鳥を診てくれるお医者さんは少ないです。 体の構造も特殊で、普通の哺乳類とは全く違うと聞いております。 私は幸いにも有名なお医者さんが近くにあり、この辺の苦労はした事がありません。 また、残念な事に、知識が無いのに鳥を診察できると言うお医者さんも居ると聞きます。 |
飼い方 | 色んな本を読んでみますと、体はかなり強いと言われているようです。 2才までは保温に注意する必要があると書かれてますが、成鳥になれば、日本でも温暖な所だと屋外で越冬できると書かれています。 確かに動物園では屋外禽舎で飼われていますね。 |
資金 | 生体の値段はネットで調べれば分かると思いますが、それ以外の資金も考えておかねばなりません。
飼い始めてすぐに必要な物と言えば、ケージ、餌、ヒーター、止まり木、オモチャ。 そんな事を勘案すれば、多少余裕を見て、生体+5万円程度の資金が必要だと思います。(大きな子の場合) また、毎月の餌代は5千円程度で大丈夫だと思うのですが、他に齧る為のオモチャを入れてあげたり、止まり木を齧って壊したりと散財させて下さいます。 あと、年に2・3回、健康診断に連れってあげて下さい。 |
道具 | 我が家にある鳥道具ですが・・・
ケージ、ヒーター、サーモ、オウムスタンド、オモチャ、ホウキ、小さなホウキ、充電式の掃除機、掃除機、注射器、爪切り 健康状態の管理の為に2キロの電子式のハカリが必要です。 また、これはどんな鳥でも言える事ですが、非常用の強制給餌用の道具と餌を準備しておいてあげて下さい 病気で食べなくなったりした時に必要になりますので、要るようになってから買いに行くような羽目にならないように。 |
最後に | 私はコンゴウ飼いとなりましたが、コンゴウが至上とも、どの鳥が至上とも思っておりません。 人、それぞれ嗜好も環境も違うわけですから、当然の事だと思います。 ただ、このような記事を読んで、鳥を飼ってみよう、大型インコを飼ってみようと考える方が居てくれたら良いなと思います。 また、大型のインコは非常に寿命が長いです。 大げさな表現でしょうが、自分の人生設計と共に飼育可能かどうか検討する必要があると思います。 |